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2夜明けの音楽会

 バリ島ウブドの朝は遅い。6時頃から白みはじめ完全に夜が明けるのは7時くらいである。ウブドでは目覚まし時計は必要ない。早朝6時頃から決まって音楽会が始まるからである。
 音楽会の始まる予告編は合唱隊、幕開けはアカペラでメゾソプラノのソロ。明けやらぬ空を切り裂いて響き渡る美声は天国から降り注ぐかのようだ。このソロは10分は続くだろうか、この頃からソロに催促されるようにやおら伴奏が奏で始める。ソロが終わるのを待ちかねてソプラノ・アルト・テノール・バリトンなどの歌い手が夫々に歌い始める。指揮者は不在で皆んな勝手に歌っているがそれでも美しいハーモニーは崩れない。7時くらいまで次から次へと歌い手が登場するが7時を過ぎると歌い手は半分以下に減ってしまう。
 声の主をご紹介しよう。予告編の合唱隊は蛙と鈴虫、ソロは百舌くらいの大きさの鳥でその鳴き声はとても文字で表現できるような半端のものではない、ただただ造り給うた神の匠に感嘆するのみ。伴奏は鳩のクックー.クックーと鶏のコケコッコーそれに犬の遠吠え。あとの歌い手はケキョ.ケキョと鶯のような声の持ち主、雲雀のような囀りを奏でる鳥、グルグルグルという美声の持ち主、スズメのようなチッ.チッと可愛い声の集団(スズメもいるがツバメくらいの猛スピードで飛ぶ鳥もいる)、更には百舌のような鋭い声の主などなど多士済々である。中には我々の眼前を羽音を残しながら飛び去る鳥、木々に仲良く留って仲睦ましい鳥たち、ふざけ合う鳥たちが耳だけでなく目も楽しませてくれる。
 暫くはベッドで聞いているがすぐベッドを抜け出してテラスのソファに身を沈める。爽やかな朝の冷気の中で聞く音楽会の聴衆は我々2人だけ。目の前には椰子やマンゴウ・ジャックフルーツなどの木々の緑、大きくはないがライステラスも目の前に広がる。眼下では朝の掃除をする箒の音、遠く近くで朝のお供えをしながら敬虔なお祈りを捧げるヒンズー教徒の人達の姿に何ともいえない安らぎを覚える。遠くで活動を開始した人々の生活音も聞こえ出した。さぁ、食事にしよう。
少年探偵団 神原克收 * バリ通信2004 * 10:47 * comments(0) * trackbacks(0)

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