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3中国は騒々しい

騒々しいといってもデモのことではない。車の騒音でも町の騒音でもない。確かに車のクラクションは日本と比べれば相当うるさいのは事実。でも10年前と比べれば格段に静かになった。
 騒々しいのは人の話し声である。中国人同士が話をしていると、まるで喧嘩をしているのではないかと思える。
・ 先ず声がとても大きい。至近距離にいる相手にどうしてそんなに大きな声が要るのかと不思議で仕方がない。まさか中国人は耳が遠い訳でもないだろうに。
・ 早口である。詳しいことは分らないが、これはどうも中国語の構造によるものということらしいが、兎に角早い。
・ 中国人が集団でいる場合、離れている人同士が会話をし出したらとても傍にはおれない。我々日本人ではその付近でとても会話は出来ない。彼らはこの大声に負けじと更に大声を出す。場所が何処であろうがお構いなし。
・ 中国でもケイタイ電話は相当普及している。彼らが電話をしだしたら同じ室内、同じ電車の車輌、同じレストランにいる人には全員に十二分に聞こえる大声で会話を始めてくれる。しかもまるで喧嘩をしているように。
兎に角うるさい!人ゴミの中に暫くいたら頭が痛くなること請け合いだ!
でもこのバイタリティは凄い!日本人は何をやっても勝負にならないのではないかと、つい思ってしまう。
少年探偵団 神原克收 * 05中国通信 * 08:34 * comments(8) * trackbacks(141)

2反日感情について

今回の旅行に際しては多くの人から「危ないのではないか?」と随分ご心配いただいた。私はもともと「危険なところへ行かない限り心配ない」と考えているので今回も全く心配しなかった。事実上海に着いて空港で3時間近く東京組を待っていたが、日本人であるが故の危険性は露ほども感じなかった。その後も旅をしている間中、何の危険も感じなかったばかりかむしろ親切にされたことの方が遙かに多かった。
 反日デモのニュースは中国国内ではテレビも新聞も全く報道していないので、デモそのものを知らない人が殆どで、旅行中反日デモのことが話題になったことは一度もなかった。
 中国の一般の人の関心は「政治のことより金儲け」で、日本人であろうが何人であろうが、金を落としてくれる人に危害を加えるなんて発想はもともとありえない。
 そうは言っても一部の人の間では貧富の格差からくる不満エネルギーは相当蓄積されているのも事実で、何かの弾みでそれが「反日」という顔を出す可能性は大いにあり得るので、用心を忘れてはならない。
 また政府主導の反日教育の影響も底流にあるのも事実である。中国での反日教育の現場に接したことはないが、韓国での実態は垣間見る機会が何回かあった。反日教育を止めない限り、また政府が国民のガス抜きを日本に求めることを止めない限り、この問題は繰り返し、繰り返し蒸し返されることになるのであろう。今回の騒動の損得勘定は圧倒的に中国のマイナスであったと思う。
少年探偵団 神原克收 * 05中国通信 * 08:27 * comments(0) * trackbacks(0)

1いざ中国へ

今回の旅はロングステイクラブのメンバーとの個人旅行である。リーダーは中国旅行暦30回以上という72歳のS氏、以下年齢順に75歳の女性、72、69、69、63、61歳の男性、57歳の女性と私の9名である(平均年齢67歳)。それに日本語が話せる中国人が1人で、合計10名の旅である。期間は4月21日〜5月10日の20日間である。
 行き先は福建省、桂林のある広西チワン自治区、貴州省という中国南西部の地方都市ばかりで、相当マイナーな地区だ。日本人には桂林へ行く飛行機で一度会っただけで、それ以外は20日間の旅行中全く会わなかった。
 移動は長距離列車2回、飛行機2回、それ以外は全て車での移動で、それも10人で10人乗りの車だったので、平均年齢67歳のおじん軍団には結構ハードな旅であった。
 泊まったホテルは概ね3ツ星クラスで快適であったが、中には客家の土楼、日本人が経営している民宿、少数民族の民宿とかなりレベルの低いホテルにも3泊した。宿泊費は概ね朝食付で一人一泊1000円。
食事はホテルか町ではレベルの高いレストランで食べた。食事は所謂中華料理で、味は油が多いものの日本人の口にも十分合い比較的美味しく食べることが出来た。しかし選択肢は中華料理のみで、日本のように世界各国の料理が出てくることはなく、いくら美味しくても毎日毎日同じものでは飽きがきて食欲は全員日を追って低下した。金額は概ね昼食はビール込みで150円/人、夕食はビール込みで300円/人程度。ビールは平均大瓶で80円くらい。
総費用は日本〜上海の航空運賃を除いて20日間で9万円/人と超格安の旅であった。
少年探偵団 神原克收 * 05中国通信 * 08:03 * comments(0) * trackbacks(0)
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